私の尊敬するブロガーさん、マクリンさん・サンツォさんが本を出されました。
Webライティングについての本です。
どれどれ。さっそくAmazonで先行予約して、先日届きました。
え、こんな本出しちゃっていいの……
ぱっと流し読みしただけでわかる、それが第一印象でした。
そんな通称「マクサン本」、正式名称「マクサン式 Webライティング実践スキル大全」の書評をしていきたいと思います。
この記事を書いているのは、本業でSE、副業でガジェットブロガーをしているENO(enoki_space)という者です。
マクサン本とは?どんな本?
大物ブロガーであるマクリンさん、サンツォさんのお二人によるWebライティングの解説本です。
マクリン?サンツォ?何者……?
という方のために紹介させてください。
- マクリン(新井 涼太)
- サンツォ(吉岡 智将)
お二人は「マクサン」というオンラインサロンも運営しており、日々YouTubeなどでブログやアフィリエイトについての分かりやすい発信をされています。
今回紹介するマクサン本は、そんなお二人の活動の集大成というわけです。
読んだ感想
まずめちゃくちゃ読みやすい
内容はやっぱり難しい?自分には読めないかも
いいえ全く。初心者でもすらすら読めます
Webライティングの本と言うと、堅苦しくて難しい印象を持たれる人も多いんじゃないでしょうか。
内容についてですが、さすがはWebライティングを極めたお二人ですね。
脳に染み込んでくるように読みやすかったです。本当に。
やっぱりこういう専門的な内容の本って、内容が難しくて同じ箇所を何回も読みなおしたり、それでも分からなかったりして読むの諦めたりすること多いんですよね。
マクサン本はその点、誰にでも分かるような表現で書かれていて、用語の解説も簡単に本の中でされているので、いちいち止まることなく読めました。
章や節の分け方もまた上手くて、「この節はこの話ね」というイメージが付きやすく頭に入ってきやすかったのも、読みやすいと感じた理由かもしれません。
一個の節が大体2~4ページくらいで割と簡潔にまとまっていて、どんどん次の節に読み進めやすいんですよね。
内容が具体的すぎて横のパソコンでブログを開いて実践しながら読んだため、私は2日くらいかけて読みましたが、1日でもすらすらと読めそうです。
約380ページのボリュームがあるのに、ですよ。
内容がもうドンピシャ
そんなに読みやすいなら内容はさすがに薄めなの?
これがまた、それでいて内容が濃いんですよ
と言われても、「めちゃくちゃ読みやすいのに内容が濃い」ってどういうことよって思うかもしれないですね。
簡単に言うと、
え、ここまで具体的に書いちゃっていいの?
って感じでした。
例えば、マクリンさんが実際に運営しているブログの、上位記事の検索キーワード設計を見せてくれたりとか。
実際に上位で上がっているキーワードをGoogleのスクリーンショット付きで教えてくれたりとか。
実際の記事でテストして結局どういう書き方をしたら成果がよかったのか、Googleアナリティクスのスクリーンショット付きで教えてくれたりとか。
とにかくスクリーンショット付きでの解説が多くて、読んでいる側としては具体的にイメージできるし、説得力があるんですよね。
私はガジェットブログ(このサイト)をやっているので、ガジェットブロガーの頂点みたいなマクリンさんの言葉は特に刺さりまくりました。
物販アフィリエイトをやっていこうとしている、もしくはやっている人は間違いなく参考になると思いますね。
ここまで具体的な有益情報、他では得られないですよ……。
内容は?何が書いてあるの?
ざっと目次はこんな感じ
ざっと目次を紹介すると、こんな感じの内容です。
- STEP0:有益なコンテンツの考え方
- STEP1:読みたくなる記事の書き方
- STEP2:SEOライティング成功法則
- STEP3:E-A-Tの強化方法
- STEP4:推敲・リライトの手順
- STEP5:ブログ収益化の戦略
- その他コラム
章と章の間とかにためになるコラムがあったりもします。
コラムでは、お二人のこれまでのブログ失敗談や成功するまでに考えていたことなどがストーリー形式で書かれていたりして、面白いです。
特にサンツォさんのこれまでの人生の遍歴を紹介しているコラムが印象的です(笑)。
大変だったんだな…なんだかすごい人生だな…となりました。
コラムの話はさておき、章の構成で特徴的なのはSTEPで区切られていることですね。
なので最初から読んでいって今自分が悩んでいることにぶち当たったら、そこから後ろのページはぜんぶ本気で読まないといけませんね。
「自分は今この段階だな」といったように、自分のブログ知識やスキルと照らし合わせて読むことができます。
章ごとに内容を分かりやすく簡単に紹介しますね
あ、決して本の要約をするわけではないですよ。
STEP0 ⇒『ブログにはこんな考え方が大事なのか!』
ブログをやっている人の多くは、やっぱり少なからずお金を稼ぐことを目的としています。
当然の理ですが、お金をもらうにはそれなりの価値提供をしなければいけません。
ブログにおいて我々ブロガーが社会に対して与えられる価値とは何なのか?
これを理解し、意識していないと良い記事は書けないし、検索上位は狙えないし、ブログでお金を稼ぐ資格なんてありません。
そんな内容がSTEP0です。
テクニックに目が行きがちだけど、根本的な考え方も大事よね
STEP1 ⇒『記事ってこう書けばいいのか!』
文章ってただ書きたいことを書いてるだけじゃダメですよね。
読者に刺さるような文章を書かなきゃいけない。でもそれができない……。
同じ悩みを持っている人は多いはずです。
この章を読むと、
あ、読者に刺さる記事ってこう書けばいいのか!自分にもできそう!
となります。
分かったらもう後は、実践するだけですね。
人の心を動かす文章が、今なら少しでも書けそうな気がする
STEP2 ⇒『ブログってこう設計すればいいのか!』
私はここが一番ためになった章でした。
カテゴリ設計だったり、クラスターコンテンツ(記事群みたいなもの)設計などの考え方には頭を悩ましていたからです。
特にキーワード設計の解説が本当に具体的で分かりやすくて、もう横にパソコン開いてそのまま実践してましたもん。
「こういうキーワードを狙え」っていうブログ論っていっぱいありますが、もうこれを読めばこれだけでいい気もします。
読みながら実践しちゃうほど分かりやすかったです
STEP3 ⇒『これからはこういう考え方が大事なのか!』
ブログというのは、Googleの検索エンジンアルゴリズムとは切っても切れない関係です。
Googleが今後どういう方向性でアルゴリズムアップデートをしていくのか。
どんなサイトが評価されていく時代になっていくのか。
そういうことを理解していないと、”今”ブログで稼げても、将来どうなっているか分かりません。
ここは、そんな未来に備えるための章です。
時代の変化に対応していかないといけませんね
STEP4 ⇒『リライトってこうすればいいのか!』
リライト(書いた記事に追記したり修正してアップデートすること)って、適当にやっていませんか?
私もその一人でした。
なんとなく自分の記事を暇なときに読み返したりしていて、気になった箇所を直す。
せいぜいそれくらいのことしかしてきませんでした。
この章では、検索クエリなどの観点からもっと合理的にリライト箇所を見つけ出して、確実にページ順位を上げていく、そんなやり方が書いてあります。
これも、読み終わったらすぐに実践できるほど分かりやすく書かれていました。
今までのリライトが適当すぎたなと反省しました……
STEP5 ⇒『稼ぐにはこうしたらいいのか!』
やはりブロガーにとっての最終ゴールは、稼げるようになること。ですよね。
「ブログで稼げるようになる」って、イメージできていますか?
多分、あなたの想像しているよりはるかに多岐にわたる稼ぎ方に繋がるんです、ブログっていうのは。
これも自分の視野の狭さを思い知りましたね。
ブログが上手くいった行く末にはこんなことができるようになるんだなということが、
イメージできているのとできていないのとでは意識の持ちようも変わるだろうなと感じました。
この章では、そんなブログでの稼ぎ方についてのお話です。
最終的にこうなりたいという自分の理想像が少し変わった気がします
どんな人が読んだらいい?
どんな人にこの本をおすすめしたいか。
それは次のような人です。
- 最近ブログを始めた。本で勉強しながら成長していきたい。
- ブログを始めて1年くらい。でもイマイチ稼げるようにならない。
- もうブログを2年以上やってるけど自分のやり方が合ってるか不安。
逆に次のような人は、この本は向いていないかもしれません。
- ブログって何? SEOって何? アフィリエイトって何?
⇒ まだこの本は早いかも - ブログを始めてもう5年。月100万くらいは稼いでます。
⇒ もうあなたは読む必要ありません
あなたは今どの状態ですか?
まとめ
私の尊敬するマクリンさん、サンツォさんによる初めての著書「マクサン式 Webライティング実践スキル大全」をレビューしてみました。
良い事ばっかり書いちゃいましたが、それくらい本当に良いなと思ったんです。
これを世に出してしまって、エリートなライバルが増えることが少し不安です。
私にとって、この本はこれからのブログ人生のバイブルになりそうです。
何回も読み直して頭に叩き込み、私もSEOで闘っていきたいですね。
最後に、私、書評は初めてだったのですがどうだったでしょうか。
本のレビューってガジェットとまた違って難しいなと思いましたが、分かりやすく書けているでしょうか?
多分これ、もし私の文章であなたの心を動かせていたなら、本当にマクサン本のおかげかもしれません。
それでは。ENOでした。